vol.35. departure 出発 『モーターサイクル・ダイアリーズ』

とうとう本日パースに出発です。早いー。
しばらくはネットも思うように使えないと思われます。
更新できませんがどうぞご理解のほどを。
寂しいのう。心残りはやっぱり愛犬ヤマトですけどね。
そういえばヤマトの背中で号泣したら、ものもらいに
なりました。なんだかなぁ。出発前に。

というわけで今日は「出発」をテーマにしましょうね。
これも結構あったんですけど、悩んだのはこの映画と
『ロード・オブ・ザ・リング』でしょうか。
これも出発が印象的な映画でした。

だけど今回は人生の出発点だったという意味をこめて、
こちら、『モーターサイクル・ダイアリーズ』を選びます。

『モーターサイクル・ダイアリーズ』

モーターサイクル・ダイアリーズ 通常版
モーターサイクル・ダイアリーズ 通常版

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1952年、アルゼンチンのブエノスアイレス。喘息持ちながら好奇心溢れる23歳の
医学生エルネストは7歳年上の陽気な友人アルベルトと南米大陸探検の旅に出た。
アルゼンチンからパタゴニアへ、そしてアンデス山脈を越えてチリの海岸線に沿って進み、
最終的に南米大陸の北端ベネズエラのカラカスを目指す。
アルベルト所有のおんぼろバイク“ポデローサ号”を移動手段に、
わずかな所持金と貧弱な装備だけの彼らにとって、それはあまりにも無鉄砲な計画。
当然のように彼らの行く手には様々な困難が待ち受けていたが…。
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大好きなガエル君がチェ・ゲバラに扮した映画ですね。
そういやこのブログでは私のガエル好きのせいで結構彼の映画紹介していますねー。
すみませんね、偏ってます。

それはそうと、でもこの映画、本当にチェ・ゲバラのルーツになるものを
感じることが出来る映画だったんです。
大きなことがある、というわけではない映画ですが、(でも色んなことはあったけど)
それでも彼はこの旅を通じてどんどん成長するんですよね。

旅は人を大きくする、とよく言いますが(そう?)
この映画ではそれをひしひし感じることができました。
ポデローサ号のよろよろとした出発に「おいおい、だいじょぶー???」
って思っちゃうんですけどそれがまたイイんです。
この頼りない出発は、確かに先行きの不安を覚えさせますが
それだからこそ、徐々に成長していく様が嬉しかったりもするのです。
人と触れ合うことによって、成長するところは大きいですよね。
旅は一人ではできないもの。色々な人と出会い、あらゆるものを見て、
そうか、こういうこともあるのか、と学んでいく。

ゲバラは医師になっても立派になっていたんでしょうね。
だけどこうやって色々触れてみて、もっと高いところを目指した。
医師は医師でも環境を治そうと思った。
この旅が彼に与えたものは大きかったんだなー。

私も少しは成長できればいいんだけど。
このエルネストのように。

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vol.34. deliver 配達する 『魔女の宅急便』

えー。トランクを送ろうと思いまして、二日前の今日取りにきて
いただくことになっております。が、なかなか来ません。
午前中指定したから早く来るかなーと今か今かと待っている訳です。
出かけたいのでタイミングがつかめないー。早くー。
という状況で今これを書いている訳です。
あ、でも今日はもう投稿したから明日でいいか。

さてさて。物が届くというのはなんとなくワクワクするもの。
今だからこそ、手紙って嬉しかったりしますよね。
手紙は嬉しいなー。葉書だって嬉しい。
パースからまたみんなに葉書送らなきゃな!

届くのを待つ映画で印象的なのは『イル・マーレ』。
配達されるわけじゃないけどコトンと落ちてくるのがいいよね。
ハリーポッターではふくろうが届けてくれるよねー。それもいい。
『ブロークン・フラワーズ』のピンクもかわいかったな。
オープニングで手紙が届くのはこれもそうだし、
『プリンセス・アンド・ウォリアー』もそうだった。それから
『サン・ジャックへの道』もそうだったかな。
だけどそれらは『手紙』にとっておくことにして、
今回は配達する側で。

『魔女の宅急便』

魔女の宅急便
魔女の宅急便

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13歳の魔女キキは、古い一族の掟に従い、黒猫ジジと修業の旅に出る。
そして、海辺の大きな街で修行をすることに。箒で飛ぶ以外に能がないのキキは、
空飛ぶ宅急便を始める。しかし、最初の仕事でいきなり荷物を無くしてしまう……。
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ベタベタすぎてどうしようもないですが、次のテーマとなる
キーワード(明日投稿しようかなーと思ってるヤツ)ともリンクしています。
なので敢えてこれにしております。『メッセンジャー』とか
『TAXI』のアメリカ版とかもあるから結構あるんですけどね。
でも私、ジブリの中だとこれ結構好きなんですよー。
町並みもきれいだしね。

だけど印象的なのはお父さんとのお別れのシーンね。
旅立つ前でナーバスになっていた2年前、同じくパースに旅立つ
数日前に見て不覚にも無性に泣けてしまった映画だったのを憶えています。
ジジとの関係もちょっと切なく。
ってかそれまでじっくり見たことなかったんですよね。
子どもの頃見たらもっと楽しめたのに。

モノを落としてしまうとか、まぁベタっちゃベタなんですけどねぇ。
でも何故かこの子に宅配してもらったら嬉しいかもーなんて思っちゃったりもする。
待ってる方も楽しみにしているけど、それをわかってるから一生懸命
届けてくれるっていう姿勢が伺えるこの映画。こんな子だったら
多少待たされても文句言いません。
(まだ来ないなー)

そうそう、知ってますか、この映画、確かにヨーロッパのような町並みですが
確かに北欧やらそっちのほうにロケハンも行ってるそうなんですけど、
オーストラリアはタスマニアやメルボルンなんかもちょっと参考になっている
らしいんですよー。
ちなみに私がバイトしてた紅茶屋でボーっとしていたら見知らぬ日本人の方に
「キキちゃんみたいですね」といわれたことがありました。
お店の雰囲気でしょうかね。

というわけでまだ宅配便は取りに来てくれませんが、
根気よく、待ってみようかと思う訳なんです。

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vol.33. hair style 髪型 『バーバー吉野』

出発を前に髪を切りました。しばらくなかなかいけないでしょうから、
切っておかないとね、というわけです。

いつもお世話になっている美容師さんから、形的には、
ikkoさんをソフトにした感じになると思うよ、顔が違うから全然違うし
あんなに思いっきりはやらないけど、と言われました。
それはもしや“はいりさん”みたいになるのでは…と思ってたんですが。

ブチャラティみたいです。
と、今回も『ジョジョの奇妙な冒険』を引きずっていますが。

そうです、私はブローノ・ブチャラティ。
前髪のニュアンスまでそっくり。
画が見当たらなかったのでこちら、↓右側です。

ジョジョの奇妙な冒険 (53) (ジャンプ・コミックス)


ブチャラティは落ち着き払ったそのキャラが、なかなか魅力的です。
私はジョルノが一番好きですが(彼は全シリーズ通してナンバー1!) が、
髪型までスキか、と言われるとそうではないんですが、 まぁそんなにこの髪型が
似合ってないわけではないのでヨシとします。 さて。髪型、を今日のテーマ
にしています。 髪の毛、がテーマってのはちょっと難しい。
髪型、をテーマにしているわけではなくて、髪型が強烈な映画というのは まぁ
よくありますよね。真っ先に思い出したのはジョニー・デップの
『ラスベガスをやっつけろ!』でしたけど。 でもそれ以上に強烈だったのはコレ。
だって集団だもん。 『バーバー吉野』

バーバー吉野 スペシャル・エディション
バーバー吉野 スペシャル・エディション

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どこにでもありそうな小さな田舎町。誰もが顔見知りで、
夕方には町内放送が響きわたるのどかなところ。当然ここでも小さな共同体ならではの
ならわしがいくつも存在した。その一つが少年たちの髪型。彼らの髪型は町に一軒
しかない床屋“バーバー吉野”のおばちゃんによって、前髪をきれいに切り揃えた
ヘンテコなおかっぱ頭に統一されていたのだ。それを特別疑問に感じることのなかった
少年たち。ところが、東京からやって来た転校生が髪を茶色に染め、
見るからにおしゃれな髪型をしていたのを見た瞬間、
彼らは何かに気づいてしまうのだった…。
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『かもめ食堂』で一躍有名になった荻上直子監督の映画です。
私は最初がこれだったので割りと強烈に憶えています。
このもたいまさこさんが強烈なんだよなあ。
『かもめ』と『めがね』のもたいさんはおっとりしてて、優しそうな雰囲気を
たたえているのですが、これはちょっと違う。私の中のもたいさんは
『Vの炎』の監督であり(誰も知らないであろう、V6のドラマでございます)
や『ALWAYS』そしてこの映画のようにチャキチャキっとしたイメージでした。
実際の彼女にも一度チラリとお会いしておりますが実に優しそうな
キレイな方でした。意外に背も高くない。
だけどこの映画では大きく見えるのです。視線が子どもだからかなぁ。

それにしたって恐るべし、田舎。
ナゼに子どもの髪型がみな一緒。ま、切ってる人が一緒ですからね。
当然っちゃあ当然か。田舎の理不尽さを感じると同時におばちゃん、こういう
おばちゃんはもういないのだろうなという寂寥感も感じます。

映画自体はちょっとまったりだらだらしちゃっているのでイマイチといえば
イマイチですが、アイディアまでは面白かったね。
そして一見して忘れられない印象を与えてる。
こういう印象っていうのは大事だからそこまでは凄くウマくいってたと
思います。もうちょいメリハリがあったらね、それこそかもめみたいにね。

でも雰囲気は嫌いじゃないんです。こういう田舎、2,3日は行きたいです。
(中に溶け込むのは難しいかな)

というわけで、映画と同時にまたジョジョについて語ってごめんなさい。
では、アリアリアリアリアリーベデルチ(さよならだ)です。

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vol.32. book 本 『薔薇の名前』

今日は私の誕生日です。
わーい。

って全然嬉しくありません。寧ろ来ないでほしいくらいです。

でも年っつーのはしょうがないもので、もう諦めておりまする…。
今年もいい年になりますように、ととりあえず自分で言っておきましょう。

さて。私の誕生日は4月23日。基本的に同じ誕生日の
有名人は少ないかと思われます。
そうですね、円谷一、マイケル・ムーア、阿部サダヲ(そうなんだ!)
IZAM(生年偽ってるのでは?)、森山直太朗、サニーブライアン(競走馬。
…え?馬?!)とまぁこんな感じだそうで。もっといますけど、パっと
思い出せるっていうことで。
あ、アークザラッド2というゲームのグルガの誕生日でもあるんだって。
あの裸のオッサンか。ここまでくるととほほ、ですわね。

それから、この日は『サン・ジョルディの日』で本の贈り物なんかをする日
なんだそうですよ。こちらに解説。

私はもともと図書館司書でして、今はこうやって違うことをしているのですが
基本的に司書の仕事は大好きでした。出来ればまたやりたいくらいですが、
これは外国でもいつか出来ればいいな、と思ってます。日本は競争率激しいですからね。
それでもこの職には長いこと就いてましたから本に関してはちとうるさいです。
未だに。この誕生日が関係しているかどうかは知りませんけどね。

というわけで本です、今日は。
奇しくも昨日読んだ本のタイトルはこちら、『THE BOOK』ゴゴゴゴゴ、
乙一さんによる、ジョジョの奇妙な冒険のノベライズですよー。

The Book―jojo’s bizarre adventure 4th another day
The Book―jojo’s bizarre adventure 4th another day

くー。面白かった!舞台は図書館!杜王町の図書館はS市のベッドタウン、
すなわち私のホームタウンですが、もしかしたら舞台になったどこかの図書館
で私は実際働いていたのかもー。(ないな)仕事中に一度でも
『エニグマの本ありますか』と聞かれるかと数年間も期待して待っておりましたが
誰も聞いてくれませんでした…ないけど…。でも聞いて欲しかったな。
残念だなあ。

ってこのままじゃ私はジョジョだけについて語りそうです。
映画にシフトを戻しましょう。映画のテーマが『本』である映画。
これ、悩みました。かなりあるんですよ。パッっと思い出したのが
邦画だと真っ先に『ラブレター』図書館の本がキーワードです。
それから『耳をすませば』。
洋画だと『ナインスゲート』『主人公は僕だった』(この前も出たね)
『Infamous』(これはまだ公開前です。いい映画ですよ)
『ミス・ポター』とまぁあると思うんですけど、とりあえずこんなもんで。

図書館の司書になるには、この映画は必ず観ておけ、と言われるのが
今回紹介する映画です。

『薔薇の名前』

薔薇の名前 特別版
薔薇の名前 特別版

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中世イタリアの修道院に、イギリスの修道士がやってきた。彼は、
おりしも発生した連続殺人事件を調査することになるが……。
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そもそも本は、宗教すなわち聖書との関係が深いのですが、当時どのように
製本していたのか、というのがわかるのがこの映画。雰囲気だけでも
味わうにはとってもいい映画です。課題ではないけど、見とけ、と言われて
結構やる気なく見たのですが、意外にツボでした。何しろ私、中世モノと
ミステリは大好きだし。しかも若い頃のクリスチャン・スレーターがとっても
かわいいのですよ。クレジット見てなかったからまさか彼だとは思わなかった
んですけど、途中でハッとして、チェックしたらやっぱり彼でした。
わかいー。

結構エグいミステリだったりするので怖いのだめな人はダメかもですけど、
ミステリとしても楽しめるんですよー。バスカヴィル(といえばやっぱり
ホームズですよねー)のウィリアムを演じるのはショーン・コネリー。
あの頭だから修道僧のあの変なカットも気にならないところも凄い。
(やっぱりクリスチャン・スレーターのあの頭は抵抗ある)

本ってこの時代からこんな感じだったんだなぁ。
一冊一冊写してたんだもんね、この時代。活版印刷が発明されるのは
まだまだ先のこと(ちなみに司書はここらへんもしっかり学びます。
すーっかり忘れたけど)大変だよねぇ。写し取るの。
今は大量生産できるから凄いよねー。
そういや先日読んだ本で、『少年検閲官』ってのがあったけど、
これは「もしも本がなかったら」の世界でした。
やっぱないと困るよね。

私も暫く新作は読めない生活に入ります。
本の虫としてはかなり辛いですよ。一年間、二年間、新作が読めない辛さ、
考えるだけで恐ろしいわ。
あーあ。

と暗くなっちゃいましたが、この映画、暗いですけど一見の価値アリ、です。
1986年と古い映画ではありますが、よく作られておりますよー。

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vol.31. pink ピンク 『下妻物語』

仙台も、とうとう桜が散っていきました。桜が散り、地面にフワフワと落ちてゆき、
ピンクの絨毯を作ってもきれいだけど物悲しい。
桜は儚いからこそ美しい。これぞ「和」テイストですわね。

そんな淡いピンクより、もっと強烈なピンクはこちら、
『下妻物語』ピンクの原チャが眩しかった!

『下妻物語』

下妻物語 スタンダード・エディション
下妻物語 スタンダード・エディション

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茨城県下妻市。田んぼだらけで未だにヤンキー文化が隆盛を誇る田舎町。
そんな中、全身フリフリのメルヘンチックなファッションに身を包む竜ヶ崎桃子。
彼女は、東京の代官山にある某ロリータファッションブランドに熱を上げており、
片道約2時間半の道のりにもめげず、毎週のように通い詰めていた。
ある日服代を稼ぐため、父親がかつて失敗し家に山積みだった某有名ブランドの
偽物商品の個人販売まで始めてしまう。すると特攻服で原チャリをかっ飛ばす
ヤンキー娘・イチゴがそれを買いに現われて…。
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ビビッドな色使いがそれはもう強烈なこの映画、『下妻物語』。
今更紹介しなくても、知られているような有名作品ですが、ピンクといえば
私はこの映画だなぁ。桃子ちゃんのふんわりした感じは淡いピンクが似合うけど、
イチゴの強烈なキャラには強烈なピンクを。
ロリータがものっすごく似合ってた恭子ちゃん。あのくらいかわいけりゃ
ロリータもいいよね。が、中途半端だと見苦しい、ですよね…。
この役はハマり役だったわ。「捻じ曲がってまーす」な性格だけど
筋は通してるし、好感度は高い。そもそもあんな風にキレイに刺繍するなんて
スキこそなんとか、ってやつですよねー。
一方、「ぬぅっすんだバイクでー」の尾崎を歌う声がセクシーな土屋アンナちゃんも
完璧でした。「桃子さんは…おられますかな」っていうドスのきいたこえも
たまらなくいい!カッコいいのだ。「つーか、かえせねえよ、でっかすぎてよ」
という声も未だに頭に残っているほどカッコいいんだよな。
オトコマエ。イチゴのキャラがホント単純だけど一本筋で、アツくて、
ウザくて、魅力的。失恋したときのシーンもよかったなぁ。バックの音楽も。

周りを固めてくれたほかの人もいい。まずはダメオヤジこと宮迫さん。
ピアノがひけません!という凄い台詞もいいし、ベル○ーチのバッタモンを
売るシーンもこういう人いそうと思わせてくれる。「けじめ、なつかしいなー、
若いってええなぁ」っていう台詞が印象的ですわ。おばあさまの樹希樹林さんも
かわいかったし。ねるねるねるね、ね。良々のジャスコもさすがだし、
篠原さんもセクシーでした。横にいる阿部サダヲも相変わらずの存在感。
そう、ミスキャストが殆どいなかったもんな。

意外にしっかり友情物語してるんだよね。こういう友達が、一人でもいれば
それで幸せだよね。お互いものっすごく依存している訳でもない。
トイレに一緒に行くのが友達じゃないもんね。

この監督の色彩感は凄いですね。下妻の紹介するシーンでも色がきれいで
見入ってしまいました。原色のコントラストね、これがお見事。
これが彼の特徴なのかな、『嫌われ松子』もそんな感じだったもんね。
でも最初のコレがやっぱり強烈だったわけですよ。
そういやうちの近所に貴族の森、あるけど一度もいったことないな。
コーヒーすっげぇ高いやつあるんですよね。ただあれはカップもついてくるとか。
1万くらいするんだよね。ありえんよね。ちなみにうちの近所(とはいえ15分くらい
かかるけど)には「ここに馬をつないでください」ってかいてあるんだよ。
外にね、なんか軽くイラっとするんすけどね。
ジャスコもウマいね。ああいうところに(そういやそこの貴族の森の近くにも
ジャスコあるし)ウマいことスポットライトあててたよね。

ストーリーもしっかりしてるし、感動もくれるし、そのくせ面白い。
かわいいのに田舎だし。
これはウマい映画です。そしてピンクなんですよね。

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vol.30. bus バス 『バス男』

とうとう30回目を迎えました。早いー。
先日、友人達との飲み会が中途半端な場所で行われたため、久々に
バスに乗りました。バスってのは「あったら乗る」くらいの距離にある我が家。
歩くと駅まで20分くらいかかるのですが、別にためらうことなくいつも
歩いているのです。だけど雨だったしそうもいかない、と思ってバスを
待っていたら、15分遅れでした。というのも高校の路線にあるので
(ちなみに母校)時間かかるんですよね、きっと乗るのに。しかもうるさい。
コレに乗った瞬間、高校の時に雨でも自転車で行った理由を思い出しました。
ま、高校生だからうるさいのは全然OK。けど遅れるのは勘弁な。

で、バス、なんですけどね。『ゲット・オン・ザ・バス』(そのままー)
『主人公は僕だった』『魔法にかけられて』(ちょっとだけだけど)
『バベル』『幸せのちから』『となりのトトロ』などなど。
どれも軽くバスが絡んでおります。きっともっとあるんでしょうが
今思い出したのはこんなもん。

そしてこれらの映画以上にバスに絡んで“いない”映画がこちら
『バス男』なんですね。なぜ絡んでいないのに選んだの、ってな話ですが
絡んでいないからこそ思い出したし印象的だった。

『バス男』

バス男 (ベストヒット・セレクション)
バス男 (ベストヒット・セレクション)

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アイダホの高校生ナポレオン・ダイナマイト。ルックスもダサければ頭も良くない彼は、
当然のように学校でも友達もなくイジメにあってばかりの毎日。
おまけに家族もナポレオンに負けず劣らずの変人たち。兄は女の子とのチャット
に夢中で、叔父さんは通販のタイムマシンを買おうと怪しげなビジネスを始める。
そんなナポレオンにも、メキシコ人の転校生ペドロという友だちが出来た。
やがて、ペドロが無謀にも生徒会長に立候補すると、
彼もペドロの応援に精を出すが…。
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そもそも『バス男』ってタイトルが納得できないよね。
これも、『フィクサー』やら『フェイク』なんかと同じく名前がタイトルに
なっている映画です。つまり『Napoleon Dynamite』。
こっちのほうが分かりやすい。バス男はまづかった。以前の私の感想にも
これは散々書いているのでやめておきますが。

バスのシーンはちょっとだけ。いきなり人形窓から垂らしてパタンパタンと
走らせている(?)シーンでこの映画がどんだけシュールかっていうのが
伺えます。唇が乾いたから帰りたいとか、タイムマシンの通販だったりとか、
肉が飛んでくる、とか。オフビートなコメディですが私はツボでした。
ナポレオンの口癖、『gosh, idiot..!』はたまにボソっとつかうと
外国人たちのウケはいいです(わかってる人には)例えば柱の角に足の小指
ぶつけたときには。以前の同居人Meganはしばらく笑ってました、これで。

とまぁゆるーい映画なんですけどね、意外に友情物語だし、
家族の絆(絶対違う。笑)なんかもあったりしてゆるくステキです。
アメリカのオタクってやっぱり日本のオタクとは一味違う。
オタク、nerdと呼ばれるだろうし、looserでもある感じ。
でも自分の世界を確立していることはしているんだよね。
ま、それは日本も一緒か。こっちのほうが何となく好感持てるケド(笑)

そうそう、主役のジョン・ヘダーは日本にもいたことがあるらしいんですよね。
宣教師、として来ていたらしいのですが、そんなわけで日本語もしゃべれるらしい。
最初の頃はちゃんとしゃべってたみたいですけど、『俺たちフィギュア・スケーター』
の時はビミョウでしたよね。つーことはやっぱりしゃべらないと鈍っていく
ということでしょうか。

ま、バスとはあまり関係ない映画でしたが、ゆるーい雰囲気がたまらなく
愛おしい映画です。「間」もね、お見事。
私は間がいい映画が好きなので、これだとかこの前書いた『刑務所の中』や
別口ブログに書いた『迷子の警察音楽隊』と似たような間を持つこの映画が
お気に入りです。タイトルに恐れないで(絶対このタイトル酷い)
是非、一度手にとってごらんになってくださいませ。

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vol.29. Heath Ledger ヒース・レジャー 『ロック・ユー!』

私のパース行きもとうとう一週間をきりました。
あっちにいったらしばらく更新できないかもしれませんが、どうぞご了承ください。
とりあえずパソコンに記事を書きとめておこうかな、と思ってますので
そのうちまとめてアップするかと思います。
にしてもさっぱり準備してないなー。ううー。

さてさて、あまりご存知の方は少ないかもしれないんですけど、
パース出身の俳優さん、知ってますか?
まぁ俳優ではないし、かなり異色ですがジパング上陸作戦のチャドさんは
パース出身ですな。それからエイリアス、というドラマ、これはもう
私が尤も愛しているドラマですが、そのシーズン3に出ていたメリッサ・ジョージ、
ヴォーン妻を演じた彼女もパース出身ですね。
で、一番有名なのはやっぱり今年の1月に残念ながら亡くなってしまった
将来有望だった俳優、ヒース・レジャーがここ、パース出身です。

小さい街だから帰ってきたら見れたかもしれないのに…
ほんっっと残念。だって私がパースに行く前から気になってた俳優だったし、
パース出身って聞いたときは本当にオドロキましたよ。
あんな小さな(失礼)街からあんなスターがねぇ。

ヒースが頭角を現したのはやはり『パトリオット』(2000)からでしょうか。
『チョコレート』で結構衝撃な役を演じて、売れたきっかけになったのが
私がこれから紹介するこの映画、『ロック・ユー!』からでしょう。

『ロック・ユー!』

ロック・ユー!

ロック・ユー!

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14世紀。平民の若者ウィリアムはジュースティングをして諸国を巡る騎士エクスター卿
の従者をしていた。ある日、卿が不幸にも命を落とすとウィリアムは大会に出ることの
できない平民であることを偽り出場、みごと優勝してしまう。
そしてこの時、ウィリアムの心の中で何かに火が点くのだった……。
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ヒースの代表作になるのは恐らくこれでもなく、ラッセ・ハルストレムの
『カサノバ』でもなくやっぱり『ブロークバック・マウンテン』でしょうね。
あの繊細な役は彼、とっても似合ってましたし。勿論これもよかったし、
前述の『カサノバ』もよかったし、(これも大好きなんですが、DVDを買うほど
ロック・ユー!が好きだったので今回はこっち)あと未公開だけど
『ケリー・ザ・ギャング』もよかった。(ちなみに『NED KELLY』が原題)
これは結構切ない話なんですけど、オーストラリアの歴史だし、
英語もオージー英語だし、食べてるのもウォンバットのシチューだったり
やっぱりオーストラリアを知る上では欠かせない物語です。
これが祭りなんかでコスプレみたいに出てくることありますからね。

と話はそれてきましたが、私はこの作品、映画館で見たときに
「おおー、こんなイイ映画が」といい拾い物をした気分になりました。
私は中世モノがとっても好きだし、楽しいの大好きだし、ヒーローものも
好きだし、これはそういう意味でベタなくらい王道行っててみてて楽しいんですよね。
ヒースがまたこの役似合ってて!ただカッコいい感じではなく逞しく
無骨な感じもまたいい。なんてったってもともと従者だった人が成り上がってく
話だし。ロックな音楽(中世なのにクイーンだったりする)もまたイイ。
出てくるキャラクターも魅力的でこのウィリアムチームの他の4人のメンバーも
一人ひとりとっても個性があってステキなんですよねー。
中でもポール・ベタニー演じるチョーサーなんかも魅力的。いきなり全裸で
登場だったし。他の三人もいいよねえ。無骨なのに器用なローランドや
なんかかわいいワットとものっすごくかわいい鍛冶屋のケイト(ヒロインよりかわいい)
ラストの彼らのシーンまで見逃さないようにしてもらいたいですね。

サクセスストーリーとしてはホント王道なのに、何故か感動するんだな。
ちょっとした有名人(いや、かなり有名な人ですね)との友情もいいし、
ベタなライバルとの対決もいい。ダンスもいいし、カーテンも笑える。
ダンスを学ぶシーンはなんかとても好きだし、みんなでアイディアつめて
手紙を送るシーンも好き。こんな彼にこんな手紙貰ったら嬉しいよなぁ。

ホント、こんな楽しい映画、カサノバもそうだけど、こういう映画にもう
彼が出ないと思うと本当に寂しいです。ご冥福をお祈りします。
お墓参りにいかないとなぁ。あるのかな。でも故郷だもんね。

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vol.28. steps 階段 『ラストマップ』

私はよく階段から落ちます。あまり自慢になりませんが。
油断してるとどっさーーーん、と落ちて、一番酷いときは尾てい骨に
ヒビがはいりました。尾てい骨にヒビがはいると一時的に
呼吸困難になります。脊髄に通じているのでそういうことが起こる
らしいです。と一口メモでした。あれは苦しかったなー。
それは外での出来事でしたが、その数日後にオーストラリアに渡った
時は地獄でした。

階段が舞台になっている映画っていうのは結構難しいですね。
ある程度のテーマをピックアップしてインデックスに書いているんですが
この「階段」は厳しいだろうなーと思ってました。
思い出す映画も少ないんですよ。『プロデューサーズ』くらいかなぁ。
ミュージカルだと『ウェストサイド物語』もそうだったかな。
あと反町主演の『13階段』は一応階段です。出てきたかどうかは
忘れちゃいましたけど(笑)あとは螺旋階段だと『シャンドライの恋』
(に出てきたっけ?)とかかなー。

階段ってのはどこにでもあるものですからね、結構どんな映画だって
出てきそうですよね。だけど、キーワードになるとなると話は変わります。
というわけでこの映画。

『ラストマップ/真実を探して』

ラスト・マップ / 真実を探して 特別版
ラスト・マップ / 真実を探して 特別版

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幼い頃の自動車事故が原因で足が不自由な銀行員ジェイソン。
彼には一人息子ザックがいるが、妻とは別居中で、死期が近い祖父ヘンリーと
暮らしていた。そんなある日、その事故で母を亡くして以来30年間も蒸発していた
父ターナーが現われる。久々の再会も束の間、ヘンリーが他界。
彼の遺言書には、遺灰を指示した場所へ撒くよう書き記されていた。
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この映画は日本未公開ですね。ジョシュ・ルーカス、マイケル・ケイン、
クリストファー・ウォーケン、と割と豪華なキャストなんですよね。

階段はまぁ追々分かってくるお話なんですけど、誰かが最初にそんなこと
を話していたような気がしたので(そんな会話なかったっけ?)別に
驚くべき事実という感じではないんですけどね。
この映画はやっぱり他にもキーワードがたくさんあります。
まずまず、これって結構上質なロードムービーなんですよ。

アメリカのロードムービーは結構あるけどケンタッキーを巡る旅は
始めてかも(笑)おじいちゃんの遺言がまた何とも言えず。
そもそも自分の死期を明確に分かっていること自体凄いけど、
愛犬が後を追うことまで知っているなんてね。あのやりとりは
結構凄い話だったけど、コミカルだった。
というのも「自分の灰とスカイ(犬の)灰を…」「え?スカイは死んでないよ」
「殺すのか?そんなん無理だろ」「次の日死ぬって書いてある」
「んなバカな」というような感じなんですけど(かなり噛み砕きましたが)
それが本当にそうなっちゃうんですよね。
で、その灰を持ち歩いてその都度まいていく。
犬とあんな風にまかれるのもなんかいいね。愛犬だもの。

その後も他人の灰までまかされたり結構色々あるんだよね。
突然現れたお父さんと、そりゃ確執もあるだろうに、真面目な息子と
おじいちゃんっ子だった(ひいおじいちゃんか)その息子の
やりとりが家族だな、と思う訳。急に現れたおじいちゃんとも
段々心を通わせていく孫。4世代の男だけの思いが絡まりあって
実際あんな旅はできやしないけど、何だかいいな、と思えるんだよね。

ラストのダンスがよかったね。あんな夕日をバックにね。
でもあれって照明で作ったんだー。凄いなー。きれいだったのになー。
作り物だったのか(笑)
ジョシュ・ルーカスがオトコマエでした。

階段の意味はネタバレになるので自粛しますが(そうそう大した秘密でもないけど)
この映画のキーワードになっていることは間違いないので
機会があったら是非見てみてください。

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vol.27. prison 刑務所 『刑務所の中』

日常、出来る限り色々な場所に行ってみたいなーって思う私ですが、
それでも行きたくない場所だってある。その筆頭にあがるのが、ここ、
刑務所。今読んでいる本の舞台が刑務所だったので今日は刑務所映画について。
ちなみに今読んでいるのが↓こちら、蒼井上鷹さんの本です。

ハンプティ・ダンプティは塀の中 (ミステリ・フロンティア)
ハンプティ・ダンプティは塀の中 (ミステリ・フロンティア) 蒼井 上鷹

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ちなみにこれは留置所ですが、ともかく留置所や刑務所にはたくさんの謎がある。
だって色々抱えた人がやってきているから。そんな中でのちょっとした謎や
そういうのを解決していくのがこのお話です。

と、本の紹介はそれくらいにしておいて、刑務所な映画ですよね。
刑務所映画、これはもうコレしかないでしょう、と誰もが挙げるのが
『ショーシャンクの空に』だと思います。これはもう別格になるくらいの名作。
あまりに有名でベタだったのでここではやめておいて、いつか別口のテーマで
紹介しようかな。ていうかわざわざ紹介するまでもなく、皆さん知っていますよね。
次に思い出すのは映画じゃないけどやっぱり『プリズン・ブレイク』。
ああ、マイケル・スコーフィールド。私これもまた大好きです。
手をこするマイケルや落ち込むマイケルが好きです。
他に刑務所が出てくるのだと…『ザ・ロック』『告発』『アルカトラズからの脱出』
『グリーンマイル』『蜘蛛女のキス』(こんないい映画があったなー!)
『スリーパーズ』『シカゴ』『モンテ・クリスト伯』とまぁあるわ、あるわ。

そんな中で私が一番に思い出すのがこちら、『刑務所の中』です。

『刑務所の中』

刑務所の中 特別版
刑務所の中 特別版

 

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ある日、ハナワカズイチは懲役3年の刑を受ける。ハナワはそれぞれひとクセも
ふたクセもある4人の受刑者たちと同房。ハナワを含めた彼ら5人は次第に奇妙な
連帯感で結ばれていく。ハナワにとって刑務所内での暮らしは予想に反して平穏で
居心地の良いものだった。厳しく、一見風変わりな規律はたくさんあるが、
暴力などは一切なく、テレビも見れて雑誌も読める。刑務所の中では、
そんな穏やかな毎日が日々繰り返されていた。
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基本イタイ映画は苦手なので、可哀想なシーンが割りと多い刑務所モノはそんなに
得意なジャンルではありません。それでもいい作品が多いのも事実。
だけどこの映画はホント安心して見れるホノボノ系な映画。
だって「これなら入ってもなんとかなるかも」と思っちゃうもの。
尤も現実はこんなもんじゃないですよね。

山崎さんのゆるーい演技が見ものです。しょうもない入所理由も笑えます。
ツボをついたコメントもいい。見た目とは違う激しい心の動きも(笑)
そしてご飯が食べたくなる!
そう、ここではやっぱり食事は貴重ですよねー。美味しく食べてくれるんですよね。
お菓子なんかもねー。くー、アルフォートたべたーい!って思っちゃうの。

淡々のこなしている日常。こんな刑務所だったら、ちょっと日常から離れて
色んなことを考えることができるかもしれない。
なんかアイディアが浮かびそうな、そんな余裕さえあるかも。
だってご飯は出るしね、生きていけるんだもん。
これならホームレスより絶対マシって思うもん。

他の受刑者たちも魅力的ー。色んなクセがある人がたっくさん出てくるんですよね。
そりゃそうですよね。刑務所だもん。ただそれがまた何とも言えず、楽しく。

私結構こういうゆるーい、脱力ムービー好きですね。先日は基本上映中の映画なんかを
紹介している『キマグレなヒトリゴト』にも書いた
『迷子の警察音楽隊』がツボでしたし。
何も考えたくなくって、ただ無性に脱力したい、そういう時にこの
『刑務所の中』、オススメです。

ちなみに、これを書く前までは上記の本を読了してなかったのですが
今読み終えたところ、参考文献のところにこの映画の原作、入ってました。
うん、やっぱりね。

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vol.26 notebook ノート 『フリーダム・ライターズ』

オーストラリアに出発するにあたって、色々なものを揃えている今日この頃ですが、
以前にもあっちで生活しているのであの当時必要だったもの、というのは
大概わかっています。だから余計に必要なものがたくさんあってそれだけに
困っています。基本あっちは100円ショップみたいな便利なものはないので
(あっても2ドルショップ。品揃えは勿論薄い。日本の100均あるけど、
300円くらいするので意味ないし)
日本ってつくづく便利だよなーと思うのです。贅沢になれると失う時が怖いです。
こうやって徐々に慣らしていけばいざとなったらダイジョウブなのかな。さて、
どうでしょう。ただ「慣れ」はあって、あんなに辛かったことも1年経てば慣れたり
するんですよね。順応性ってものは不思議だ。

さて。そんな荷物の中に混じっているのはノートです。ノートなど紙製品は
異常に高いオーストラリア。ちょっといいのだと1000円くらいするんだな、これが。
しかも大して質もよくないのに。
何だかな、ですよね。

で思い出した「ノート」の映画。結構あるんですね、これも。
まずはタイトルそのものがthe notebookである「君に読む物語」「デスノート」
それから「バタフライ・エフェクト」なんかもそうですね。
でも今日は新しいノートっていいよなーということでこちらの映画。

『フリーダム・ライターズ』

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1994年、ロサンジェルス郊外のウィルソン公立高校。
理想と情熱を持って赴任してきた若い国語教師エリン・グルーウェル。
しかし、2年前のロス暴動以来、激しさを増した人種間の対立は、彼女が受け持つ教室
にも影を落としていた。生徒達は人種ごとに徒党を組み一触即発の状態。
そんな生徒たちを相手に授業の進め方に苦心するエリン。ある日彼女は、生徒全員に
日記帳を配り、何でもいいから毎日書くようにと提案する。
やがて、徐々に本音を綴るようになった生徒たちは、次第にエリンに心を開き、
そして自らの内面とも向き合い始めるのだった。
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実話が基になっているこのお話。一生のうち、ほんの数年しか行けない学校で、
こういう先生に出会えた素晴らしさ、ちょっとだけ生徒が羨ましくなった。

こんなに理想に燃えて休みの時間まで削ってバイトをして生徒たちに本を与えた先生、
彼女のおかげで実りある4年間を過ごし、絶対自分が進むはずではない道に進んだ
生徒だっている。人を変えるってのはホントに難しいのに、コツコツとした努力で
エリンは教室を家に変えた。

真新しいノートというのは何故か嬉しいもので、最初はドキドキしながら
文字を綴る。何でもいい、自分のことを書くこと。それはすなわち自分と向き合うこと。
徐々に向き合うことになれてきた彼らは新しい本を読むことに慣れていき、
知らなかった事実に気付く。

人種間で対立している生徒達にダークヒーローとして登場してくるヒトラーと
ホロコースト。ホロコースト自体を知らない生徒に驚いたが、それよりもあんなに
有名なアンネ・フランクを知らない生徒たちにも驚いた。彼らは自分が生きるのに
必死だからそんな大事なことを知る余裕もなかったんだね。
確かに彼らの生活はありえないくらい厳しい。銃が普通にあるなんて、あまり
考えたくないもの。しかもあんな子供達まで銃を持つなんてね。
それでも銃を与える社会はもう後戻りできないのだろうか。

だけど一人ひとりは変わることができる、とエリンは必死だった。
ヒラリーよりも優しげな表情の実在のエレンはMTVを見たり雑誌をみたりして
まずは彼らを知ることから始めたそうだ。付け焼刃の情報だと子どもは
それが偽者だと分かるから、多分じっくり時間をかけてみてたんだろうね。
これはある意味若い先生だから出来たことなのかも。主任教師みたいな
タイプだと若者のことなんて知らん、と初めから遠い存在なんだよね。
(この先生、見たことあるなーと思ったらハリポタのこれまた先生か!)

始めはホントにこんな若い先生で、パール取られたり、襲われたりしないだろうか、と
心配になったけど、媚びることなく毅然と頑張ってる姿を見て安心した。
あんなに反抗的だった生徒が、ヒースさんをエスコートしたい、と言い出すなんて。
アンネの話に夢中になって死んだなんて!と怒るエバの心の変わりようったら。
ヒースさんがあなたちこそがヒーローなのよ、といった言葉があの子たちに
どんなに希望を与えたかと思うと、こんな実話があったなんてね、と嬉しくなるのだ。
最後にはボロボロになったであろう、ノートが子どもたちを変えていった。
ホントにこんな先生とノートに出会えた生徒が羨ましい。

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starつるひめのレビュー「フリーダム・ライターズ」♪

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