vol.14. gun 銃 『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』
銃がテーマの映画なんて吐いて捨てるほどある。アメリカの映画で銃が出てこない
アクション映画を探す方が難しい。最近はスタイリッシュな日本映画にでさえ
銃が出てくることがあるわけで。
銃を巡る、というストーリーでは『ザ・メキシカン』だとか最近では『バベル』とか。
私が選ぶこの映画は、好きな映画を5本あげて、といわれたときに間違いなく
挙げるだろう。そのストーリーにまずベタ惚れし、映像と音楽にも惚れこみ、
最近はそのコックニー訛りもツボだったりもする。
コックニー訛り、といえば間違いなくこの映画でしょうね。
『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』
ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ
ロンドン、イーストエンド。ヤミ商売で小金を稼ぐチンピラ4人組、リーダー格のエディ、
トム、ベーコン、ソープは、ポルノ王として町を牛耳るハチェット・ハリー相手にカード
賭博で勝負を挑むが、ハリーの用心棒バリーの八百長にひっかかり、50万ポンドと巨額の借金をつくってしまうが…。
ストーリーは完結に書きましたが、実際この映画、ものっすごく入り組んでいます。
正直理解するのは2,3回見る必要があるかもしれません。
最近あまりパッとしないガイ・リッチー(結婚がいかんかったのか…)と最近
『レイヤーケーキ』や『スターダスト』で表に出てきている製作のマシュー・ボーン
によって作られた非常にクレバーなクライムムービー。29歳と26歳と物凄く若いですよね。
ただの痛い犯罪映画は私は好きじゃないのですが、これは確かに暴力的なものの
あまりそれがわからない。映像に隠されているというか本編の皮肉でコミカルな
部分に圧されていて気にならない、というのでしょうかね。
ラストもしっかり丸く収まっているところも見やすい、というのかすっきりする、と
いうのか。時間軸が交差し、キャラクターが巧みに絡まっている、これはもう
脚本の素晴らしさに尽きますよね。さっきも書きましたがあまりに入り組んでいるので
最初は吹替えでみたほうがいいかも、と思うくらいです。基本的に映画はオリジナルで
見たい私でもそう思うくらい入り組んでいる訳です。
流れるようなブリティッシュアクセントの英語も魅力的。結構地元民じゃないと
英語をしゃべる人でさえわからないとか。ロケもイーストエンドで行われていたり、
実際刑務所にいたような方たちがエキストラで出ていたりするんだそうです。
私はロンドンに行ったときにガイドにこの地域に行きたいので情報を教えてくれ、と
言ってみたら「やめたほうが…」と言われました。ちなみにここは「切り裂きジャック」
でも有名な場所ですね。是非この映画の舞台を見たかったものですが…。
そういえば前にロンドン出身の友人にコックニーについて聞いてみたら、
よくそんなことまで知ってるね、ぼくたちは使ってもいいけどそれ以外の人が
使ってたら見下されるからやめたほうがいいよ。と言われました。
ってか使いませんし、使えません。
そういうイメージなんですな。ところで英語でも「おい!」って言うんですよね、
これは別にロンドンやらイギリスだけの話じゃないですけど。私の住んでたとこの
近所の人も猫や犬を呼ぶときとか止めるときに「おい!」って言ってました。
あ、もしかしたらブリティッシュ系の英語なのかな。ともかく、ビッグ・クリスが
息子に注意するときに「オイ」っていうところが印象的だったのです。
この映画は男性に重点的に薦めたい映画です。さっぱりわからんかった、という
人もまぁまぁいますが大概は気に入ってくれています。『ダイ・ハード』みたいに
本気で単純なのが好きと言ううちの親父なんかはダメですけどね。
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