vol.25. Gael GB ガエル 『恋愛睡眠のすすめ』
Gael Garcia Bernal ガエル・ガルシア・ベルナル
今回ピックアップするのはメキシコの俳優、ガエル・ガルシア・ベルナル。
初めて彼に出会ったのは2001年か2002年。かれこれ6年ほど前ですね。
以来私は彼に夢中な訳なんです。私は割と飽きっぽいし、しかも当時は金髪碧眼
と、典型的なコケイジャンが好きだったのですが、この頃から多分趣味が変わった
と思われます。今は彼がバッチリなんですねー。
彼については私のサイト、最近ほったらかしですが、にも載せていまして
(それはこちら)そこにも書いているのですが、ガエルの魅力はやっぱり
その笑顔ですね。八重歯がチラリと覗くのもかわいい。あんな目で見つめられたら
湿疹、ちがう、失神しちゃいますよ。ホントに。
とまぁ外見の素晴らしさもさることながら、俳優としての彼はもっと凄い。
そもそも映画の選び方からして他の人たちとはちと違う。
難しい役柄が多いし、割と込み入ったお話が多い。
Babel(2006)
恋愛睡眠のすすめ(2005)
キング 罪の王(2005)
バッド・エデュケーション(2004)
モーター・サイクルダイアリーズ(2004)
トラベリング・ウイズ・ゲバラ(2004)
ドット・ジ・アイ(2003)
チェゲバラ&カストロ(2002)
幸せになる彼氏の選び方(2002)
アマロ神父の罪(2002)
ウェルカム!ヘブン(2001)
ブエノスアイレスの夜(2001)
天国の口、終わりの楽園。(2001)
アモーレス・ペロス(2000)
上記はとりあえずメジャーな彼の出演作。
すっごく有名なのっていうのはとりあえずモーターサイクル~とバベルくらいかな。
バッド~は分かる人は分かるけど、わかんない人は誰、アルモドバル?レベル
だと思うし。オーランド・ブルームのように一躍スターダムに乗ってる、という
訳ではないけど着々とファンを増やしていて、初期は「は?誰?」と言われていた
彼も映画好きな人にはきちんとわかってもらっている状況。
アモーレス・ペロスを初めて見たときに、「メキシコのブラッド・ピット」と
訳わからんこと書かれていたのを今でもよく覚えていますが、似てませんよね。
彼は確かにオトコマエ(残念ながら背が低い)だけどそれ以上に演技力にも
恵まれている、そこのところは大きなポイントですよねー。
さてさて。じゃあ私はこの中の作品で一体どれが好きなのか、という話ですね。
正直どれも選べない…それぞれに魅力があるからなぁ。彼は割りにタブーな
お話が好きなのか、ゲバラ関連の映画(モーター、トラベリング、チェゲバラ)
とウェルカム!と恋愛睡眠意外はどれもこれもタブーは絡んでますよね。
(バベルはまぁちょっと違うけど)
それもまた凄いなー。ヒーロー的なやつはゲバラ以外ないもんなー。
そこらへんがカッコいいだけの俳優じゃないぞ、ってな感じですが、
私はやっぱりガエたんには笑っていて欲しいので、夢の中で暴走してしまう、
ミシェル・ゴンドリーの『恋愛睡眠のすすめ』が一番好きなんですよね。
(ちなみに次点『dot the i』『天国の口、終わりの楽園。』
『バッド・エデュケーション』の3つが並んでいます。この恋愛睡眠を
含めてこの四つはホント選べないくらいの僅差です)
『恋愛睡眠のすすめ』
シャイで不器用な青年ステファンは、仕事も恋愛も失敗ばかりの冴えない
人生を送っていた。ある時、父が他界し、彼は母の暮らすパリへと帰郷する。
母が大家をしているアパートに住み、仕事先も見つけてもらったステファンだったが、
結局それまでとあまり代わり映えしない日々に落胆する。
そんなステファンの隣の部屋には、引っ越してきたばかりの
知的な女性ステファニーがいた。いつしか彼女に恋してしまったステファンは、
現実とは裏腹に、夢の中ではステファニーと理想的な恋愛を繰り広げていくのだが…。
という何ともシュールなストーリー。
夢の中のことがメインに据えられている映画だから至ってシュールで、
人を選んでしまう作品でもありますね。
何しろ言語は3つほど使われてごっちゃごちゃだし、そもそも夢と現実の
境目が曖昧だからどこまでがホントだかもわからない。
この映画でキーワードを選べばたくさん楽しいのがありそう。
例えば「鍋」「ポニー」「夢」「カレンダー」、あるなー、ここで
この切り札を使うのは勿体無かったかも、と思うくらい楽しい映画だったんだけど
それだけに大好きだったのでガエル・ガルシア・ベルナルの映画として
選んでしまった次第です。
夢見る子、としてなかなか難しい役どころを演じたガエル。私のお友達、外国人だと
基本的にオトナっぽいんですよね。マチュアな感じと言ったらいいでしょうか、
日本人にはない大人っぽさがあるんですよね。日本人は親と同居ってのはよくあるけど
外国人は基本少ないですもんね、って国にもよるでしょうけど。だからこういう
一見ボーっとして夢見がちな役は日本人なら何人も出来るでしょうが
(この役、小池君とかが演じそうですね)外国人では難しい。
だからガエルを選んだミシェルはお見事だったと思いますよ。
ガエルの無邪気な笑顔はこの役にピターっとハマった感じです。
着ぐるみ着てかわいい俳優はなかなかいないでしょう。マット・デイモンだって
いくらスパイの変装術のうちだから、と言って着ぐるみは着ませんし、
似合わないもの。この役はガエルにしか出来なかったと思うから、私はこの映画が
好きなのかもしれません。尤も、悪い役じゃないし(好きな俳優にはいつもいい人で
いて欲しい、と思ってしまうファン心)映画としても面白かった。
勿論タブーを演じてもそれが彼だと何となく「仕方ないか」と思って彼の目線で
見てしまうものになるのも彼の持ち味ですよね。先日挙げた「キング」もそうでした。
引き込む力がある俳優はやっぱりそれだけの実力があるのでしょう。
ともかく彼の話をしだしたら、正直キリがないですね(笑)
参考までに以下、私の彼の作品のレビューです。
キマグレなヒトリゴト『恋愛睡眠のすすめ』
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